さっさと(以下省略)

『読売』の記事;


佐々淳行氏に125万円賠償命令、元部下らの名誉棄損
 財団法人「日本美術刀剣保存協会」(東京都渋谷区)の元事務局長ら3人が、同協会会長で元内閣安全保障室長の佐々淳行氏(78)の発言などで名誉を傷つけられたとして、佐々氏に損害賠償などを求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。高部真規子裁判長は、名誉棄損を認め、計125万円の賠償を命じた。


 判決によると、同協会では2006年、刀剣審査の透明性を巡って文化庁から改善報告を求められたが、佐々氏は、職員への訓示や協会関係者への配布文書で、原告らが文化庁に勝手に協会幹部名義の報告書を提出したり、自分の給与を不正に増額したりしたと指摘した。

 判決は、「文化庁に提出した文書は協会幹部も了解しており、給与の不正増額も認められない」と述べた。

(2009年3月18日23時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090318-OYT1T01272.htm

係争の内容よりも、「日本美術刀剣保存協会」というのが警察官僚の天下り先になっているということに驚くと同時に納得。「占領軍の権威を背にして、日本の内務省と警察が強行した、二〇世紀半ばの」「刀狩り」を巡る藤木久志『刀狩り』*1の叙述を読み直すべきか。
刀狩り―武器を封印した民衆 (岩波新書 新赤版 (965))

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