Fablesなど

土曜日、SILF*1のFrances Woodのトークは朝寝坊のため聞きにいけず。
午後から東画廊(Don Gallery)*2の『寓言 中国愛爾蘭当代摂影展(特瑞里、上海、科柯)(Fables: An Exhibition of Contemporary Chinese and Irish Photography(Tralee, Shanghai, Cork)』のオープニングへ。アイルランド領事館関係の人々も来ていて狭い会場はすごく混雑していた。参加している作家は、中国からは馬良*3アイルランドからはDan Murphy、Sandra Minchin、Mick Ryan。どの作家も絵画表現のメディアとして写真を使っている。馬良は以前観たとき、その表現のあざとさがいやだと思ったのだが、今回はそのあざとさがさらに極まっており、ここまで行けばお見事というしかない。今回の作品群では写真はインスタレーションを構成する一部となっている。


それから、搞藝術画廊(Stir Art Gallery)*4のTobias Megerle『漫游者(Wanderer)』のオープニングへ。Tobias Megerleは独逸人アーティスト。今回観た作品は、どれも直線とロボットらしき存在者の組み合わせ。ディズニーのアニメ『ウォーリー』を連想させる感じなのだが、CGやエア・ブラシによるSFイラストレーションではなく、厚ぼったい油彩というロー・テクなメディアで、それも少々オールド・ファッションドな抽象画で表現したということが重要なのだろう。

ウォーリー [DVD]

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