「礼拝所不敬及び説教等妨害罪」 - Living, Loving, Thinking, Again

『毎日』の記事；

葬式妨害：斎場に大声で乱入、棺倒し遺品散乱　４２歳会社役員逮捕−−東京・世田谷
　知人の葬儀を妨害したとして、東京都世田谷区の会社役員、新保（にいほ）修洋（のぶひろ）容疑者（４２）が葬式妨害容疑で逮捕されていたことが警視庁世田谷署への取材で分かった。葬式の妨害は刑法の「礼拝所不敬及び説教等妨害罪」にあたり、１年以下の懲役か禁固、または１０万円以下の罰金が科せられるが、同容疑での摘発は異例だという。
　逮捕容疑は、昨年１０月中旬、品川区の斎場であった４０代の知人男性の母親の葬儀に大声を上げながら乱入、壇上の棺（ひつぎ）を押し倒し、葬儀を妨害したとしている。同署によると、遺品などが散乱したが遺体の損傷はなかった。新保容疑者は「足がふらついて棺に手をついただけだ」と容疑を否認しているという。
　知人男性は新保容疑者が勤務する会社の関連会社に勤め、新保容疑者と雇用を巡りトラブルになっていたといい、同署で動機を追及する。【神澤龍二】
毎日新聞　2009年1月20日　東京朝刊
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090120ddm041040019000c.html

ところで、結婚式に元カレ（or元カノ）の乱入*1という場合に、この「礼拝所不敬及び説教等妨害罪」が適用されることはあり得るのかと不図思った。まあ、普通は借金取りも葬式の終了まではおとなしく待っているものじゃないか。
さてさて、葬式と言えば、ビートルズにも”Lady in Black”という曲があり、喪服萌えというのは洋の東西を問わないものであるらしい。伊丹十三の『お葬式』にもそれは出てくるし。あと、『探偵物語』*2をマークしておく。また、序でに、カオス化する結婚式ということで、ロバート・アルトマン *3の『ウェディング』も。