The Other Side


土曜日、署ヒ藝術画廊(Stir Gallery)*1にて、Christianne Hasse/胡行易*2の『所゚一面(The Other Side)』のオープニング。胡行易の絵画と独逸人アーティストChristianne Hasseの立体作品とのコラボレーションということだが、胡行易の絵画は以前から描き続けている「不明身処ヘ(Unidentified)」シリーズ。それらに取り囲まれるように配置されているのは、Christianne Hasseによる「鬼魂(Geister)」と題されたセラミックの作品群。3本足のオバQ或いはてるてる坊主という趣。独逸南部においては18世紀にバレリーナをモティーフとした陶器が盛んに作られており、それに因んだものであるという。また、この作品はダーヴィッシュ(旋回舞踊)におけるエクスタシーを表現しているとも。正体不明の顔たちに見つめられる、顔のない踊るガイストたち。ともかく、空間に異様な静謐(それとともに喧噪の予感)を喚起する。

さて、ゴダールのDVD*3だが、今度は『万事快調(Tout Va Bien)』を見つけた。

万事快調 [DVD]

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