初歩的なミス

『産経』の記事;


国家試験で集団替え玉 建築施工管理技士 スクール代表ら逮捕

2008年12月7日(日)08:05
 国土交通省が所管する国家資格「建築施工管理技士」を取得するための「1・2級建築施工管理技術検定試験」の大阪会場で、申請者とは違う人物が不正に試験を受ける替え玉受験が集団で行われていたことが6日、わかった。替え玉は過去3年間で10人前後が発覚し、大阪市内の資格スクールがブローカーとして関与していたことも判明。国交省からの刑事告発を受けた府警捜査2課は、スクールの代表ら数人を有印私文書偽造・同行使などの疑いで逮捕しており、替え玉受験の実態解明を進めている。


 試験は全国で実施されており、国交省は大阪以外でも不正が行われていた可能性もあるとみて調査を始めた。


 逮捕されたのは、資格スクール「建設業技術協会」(大阪市中央区)代表、足立憲治容疑者(52)ら数人。調べや関係者によると、足立容疑者は今年の1・2級試験で、同スクールの受講生数人の受検申請書に、別の男の証明写真を張るなどして偽造し、別の男に受験させた疑いが持たれている。足立容疑者らは1件につき数十万円の報酬を得ていたという。


 替え玉受験が最初に見つかったのは、6〜7月に申し込みのあった2級試験。国交省の指定試験機関「建設業振興基金」(東京)が大阪府内の建設会社の従業員の申込書を審査した際、書類には30歳過ぎと記載されていたが、添付写真は60歳前後にしか見えなかったことから疑惑が浮上した。


 1級試験と2級試験で氏名が異なるにもかかわらず顔写真が同じケースも見つかった。この会社は同基金からの問い合わせに「写真を張り間違えた」などとあいまいな説明に終始したため、国交省が11月、刑事告発に踏み切った。


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【用語解説】1・2級建築施工管理技士


 建築工事の施工計画を作成し、現場の工程や品質を管理する人材を認定する国交省認定の国家資格。試験は昭和58年度に始まり、平成19年度までに1級21万6708人、2級35万6843人が合格している。19年度の合格率は1級が34・1%、2級は35・5%。公共工事発注時の評価基準となる経営事項審査でも、資格者がいると評価点がプラスになる。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20081207002.html

「書類には30歳過ぎと記載されていたが、添付写真は60歳前後にしか見えなかった」とか「1級試験と2級試験で氏名が異なるにもかかわらず顔写真が同じ」とか、如何にも初歩的なミスだ。こういうミスを犯さなければOKだったということ?
印象操作については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061124/1164336947http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080121/1200860042を参照。