「與“結縄而治”同時的文字」?

『産経』に掲載された共同通信の記事;


殷墟より古い甲骨文字? 中国山東省で発見
2008.10.24 09:57

 23日の新華社電(電子版)によると、中国山東省昌楽県で、記号が彫り込まれた約4500年前のものとみられる獣骨片約100点が見つかり、中国最古の文字とされている甲骨文字より約1000年古い文字である可能性があることが分かった。

 獣骨片は約4年前に考古学愛好家が発見し、専門家が鑑定を続けていた。計600余りの象形文字のような規則性のある記号が彫られており、専門家は甲骨文字と類似した文字とみなしているという。

 甲骨文字は河南省にある遺跡、殷墟で発見された象形文字。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/081024/acd0810241000004-n1.htm

江村「這是與“結縄而治”同時的文字」(『東方早報』2008年10月23日)は、「中国古文字学研究権威」という王宇信(中国社会科学院)のコメントを引いて、これは「龍山文化」に属するという。また、同記事が引く劉文君(山東大学美術考古研究所所長)のコメントによれば、この記号群が「文字」である根拠は、


「這批刻画的字符比較多」
「這些刻画多数像人物、動物和植物的象形符号」
「這些刻画符号的布局和結構有規律可循、有些偏旁多次出現」
「近幾年在昌楽県周囲的趨平、桓台、寿光等地、以及江蘇高郵和陝西西安等已発現過早期文字」


である。