KYON2を忘れるな、など

http://d.hatena.ne.jp/inumash/20080822/p1


なでしこジャパン」の由来を知る。
ところで、現代に日本における「大和撫子」のコノーテーションを語るときに、小泉今日子の「ヤマトナデシコ七変化」を無視しちゃいかんだろう。
さて、ここでDISられているhttp://blog.goo.ne.jp/rebellion_2006/e/5f0f4c64c421a156b56d0a2f9de1d892だが、「サムライ」について言及している。これは日本の近代化と関係がある。日本の近代化は或る面ではsamuraizationであったのだといえる(例えば、イエ制度など)。これは韓国における両班化も同じ。さて、


 現代を唯一の例外として、日本では農民が圧倒的多数派であり、武士なんて端役に過ぎません。ならば「サムライブルー」なんぞより「百姓ブルー」の方が日本を象徴するものとして相応しそうなものですが、そんなものは認められません。「サムライ」は他の何よりも優れたものと、そう位置づけられているわけですから。
たしかに、中国においては(今も)一般民衆という意味しかなく、日本でも中世まではそのような意味で用いられていた「百姓」が江戸時代以降、一般民衆の一部である農民を専ら意味するようになったということでは、「百姓ブルー」は「日本を象徴するもの」だといえそうだ。でも、自分では畑仕事はおろか土をいじったこともないような人が日本人は農耕民族だとか熱弁するというのはよくあるけれど、そういうのを聞いて、いつも???と思ってしまうということもある。
それから、inumashさんは伊太利のAzzurriに言及している。それとは直接関係ないが、オリンピックの開会式*1における中国選手団のユニフォームは中国国内で頗る評判が悪い。まるでトマト玉子炒めじゃないかと。開会式における各国のユニフォームで現在のグローバルな経済を最も象徴していたのは、designed in America/made in Chinaの米国選手団のラルフ・ローレンか。