Stop Making Sense!

承前*1

玉木研二「赤塚不二夫さん その温かいギャグを受け継げ」http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080804ddm005070036000c.html


某所で知ったのだが、ちょっとひどい。まあ、全体を通して、(多分普通の日本語能力があれば具体的な作品を読んでいなくても書けるであろう)紋切り型のお説教&嘆き節なのだけれど、デヴィッド・バーンに倣って、Stop making sense!と叫びたくなる。「ナンセンス」というのを文字通り受け入れろよ。だいたい、赤塚不二夫のギャグを読んで得られるのは、というかギャグに遭遇して得られるのは、意味というものからの解放でしょ。

Speaking in Tongues

Speaking in Tongues

お口直しには、http://news.aol.co.jp/story/news.date=20080805165140&company=11&genre=03&sub=001&article=320080805006.html山下洋輔へのインタヴューとか。
少し新聞記事を探してみたが、「高度成長期を元気づけ 死去した赤塚不二夫さん」という『中日新聞』の記事*2はタイトルがアレだということはあるのだが、「赤塚さんを漫画界のスターに押し上げたのは、1962年に連載が始まった「おそ松くん」。6つ子とチビ太、イヤミらが繰り広げるドタバタ喜劇で、乾いた笑いとスピード感が、広く支持された」と一応ツボは押さえている。
あと、同じ『中日新聞』の加藤幹敏氏のテクスト*3。それは人づきあいがよかったということかも知れないが、赤塚不二夫って、左翼系の共同声明とかではけっこう常連だったような気がする。