台湾@『南方人物週刊』

『南方人物週刊』6月11日号の特集は「你所不知道的台湾」


『南方人物週刊』編輯部「你所不知道的台湾」(pp.20-21)
李宗陶「伝統文化 剪不断、理還乱」(pp.22-24)
李乃清「台北故宮博物院前世今生」(pp.26-28)
李乃清「操辦全世界最成功的展覧――対話台北故宮博物院院長周功鑫」(pp.28-31)
何三畏(整理)「謝啓大 台湾小島上的一裸大樹」(pp.32-35)
王豊「公民社会 台湾的”軟実力”」(pp.36-38)
王豊「台湾社運健将柴松林」(pp.39-41)
黙少克「台湾報業解禁前後」(pp.42-43)
黙少克「政治記者司馬文武」(pp.44-46)
鄒高「中小企業 台湾経済生力軍」(pp.46-47)
謝碧霞「第一批到大陸的台湾淘金客」(pp.48-49)
ところで、この号には四川地震*1を巡って、衛毅、鄭廷鑫「回不去的羌寨」(pp.52-57)という「羌族*2に焦点を当てた記事が掲載されている。地震の死者に対する「招魂」の儀礼を行う羌族の68歳のシャーマン(「釈比」)王明杰の姿が紹介される。勿論、正式な儀礼はできない。

羌族伝統、釈比一般要為凶死之人唱経三天三夜。但這次時間倉促*3、正常情況下、需祭祀伝説中羌族祖先穆解珠、穆比塔、這次都没有做。原来祭祀的時候要挿両個旗、分男女、這次也没有。(p.57)
また、羌族において、12歳未満の死者は「花童」と呼ばれ、「招魂」の対象とはならない(p.53)。羌族は特異な石楼建築で知られるが、今回の地震ではこうした石楼は無事であり、そのほか最近建てられた近代建築よりも伝統建築の方が被害が少なかったという(ibid.)。それから、「三星堆」*4羌族の文化だという説が紹介されている(p.56)。