Thomas Pynchon Complete Collection

http://outofthekitchen.blog47.fc2.com/blog-entry-483.html(via http://d.hatena.ne.jp/osahune/20080525/1211724790


にて知る。新潮社が「トマス・ピンチョン コンプリート・コレクション」を2009年から刊行するそうな。凄え!と5回くらい驚いてみよう。ただ、「コンプリート・コレクション」というのはどうか。上の方も書いているように、「トマス・ピンチョン全小説」でいいと思う。但し、理由は別で見たところ、収録されるのは小説だけで、エッセイ類はないからだ。それだったら、「コンプリート」はちょっと使うべきではない。これを機に、志村正雄先生の翻訳が忘れられていくとしたら、ちょっと残念ではある。最初にサンリオ文庫の『競売ナンバー49の叫び』を読んだときに凄え!と思ったのは、何よりも志村先生の周到な訳註だったのだ。

競売ナンバー49の叫び (サンリオ文庫)

競売ナンバー49の叫び (サンリオ文庫)