山田晶

客観的には新聞ではなく既に旧聞に属するかと思うが。山田晶さんがお亡くなりになったことを知る;


 訃報です。京都大学名誉教授で、西洋中世思想史がご専門の山田晶氏が、二月二十九日、死去されました。悪性リンパ腫で、八十五歳だったとのことです。氏は京都帝国大学出身で、海軍への応召などを経て、京都大学文学部で西洋中世哲学史講座を担当。研究はアウグスティヌストマス・アクィナスという、西洋中世を代表する思想家を中心に、キリスト教と哲学の問題を探究されておられました。著書に『アウグスティヌスの根本問題』、『トマス・アクィナスの≪エッセ≫研究』、『在りて在る者』、『トマス・アクィナスの≪レス≫研究』、『アウグスティヌス講話』などがあるほか、訳書もアウグスティヌス『告白』、トマス・アクィナス神学大全』などがあります。
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同時に山田晶氏の著書『アウグスティヌス講話』を買って、20年以上も全く読まずにほったらかしているということに気付く。
アウグスティヌス講話

アウグスティヌス講話

因みに、オリジナルの版元は新地書房で、1986年の刊行である。