http://d.hatena.ne.jp/Talpidae/20080305/p1
「ミズラモグラ」さんが「ゴスロリ」について書いている。曰く、「ゴスロリというのは、言ってみれば、軽度の自傷系なのだ」。
ところで、「ゴス」は音楽としては、1980年代英国の所謂ポジティヴ・パンク*1であり、1990年代以降の米国では、マリリン・マンソンに代表されるあの種の音楽であろう。ファッションも、そうしたものに対応したものとして確立されてはいるだろう。日本独自の現象としては、そうした「ゴス」と「ロリ」が結びついて「ゴスロリ」になったということなのだろうけど、それはどうしてなのだろうか。「ゴスロリ」のファッションというと、ピンクハウスをダークにしたものという印象がある。つまり、屈折したかたちでのイノセントなもの*2への憧れがあるように思うのだが、如何だろうか。さらに、時代を遡れば、そもそも〈ゴシック・ロマン〉は浪漫主義運動の長女であった。