門の話

Lydia Chen “Sorry Edison to leave Hong Kong spotlight” Shanghai Daily 22 February 2008
東方早報娯楽組「網絡時代娯楽怎麼混?」『東方早報』2008年2月22日
駱俊澎「陳冠希退出”香港”可以去好莱塢」『東方早報』2008年2月22日


「艶照門」*1(または「照片門」)の当事者である陳冠希(Edison Chen)が記者会見を開き、お詫びのために香港藝能界からの「退出」を決意したということだが、Zou Yi “Edison on DVD now” ( Shanghai Daily 22 February 2008)という記事によれば、上海では問題の写真が既にDVDとなって街で売られている。値段は15元。まだ私は確認していない。
ところで、「艶照門」の「艶照」はhttp://d.hatena.ne.jp/s_s_machine/20080202/p1で解説されているように「エロ写真」で、「門」は「事件」という意味。「門」が「事件」を意味するのは、私の推測では英語に由来し、Watergate以来スキャンダルの類を米国では何ちゃらゲートと呼ぶようになった。例えば、イラン=コントラ・ゲートとか。それが中国語に訳された結果だと思うのだが、それが何時頃からなのかはわからない。不思議なことは、片仮名言葉が好きで且つ汚職を初めとするスキャンダルに事欠かない日本で、この何ちゃらゲートという言い方が定着しなかったことだ。ライブドアは中国語では活力門*2。勿論、この場合の「門」はgateではなくdoorに対応しているのだが(また活力門はhuolimenで、音としてはホリエモンに近い)、最初からスキャンダルを予期していたのかとも思ったことがある。