『読書』を買う

「雑誌『読書』の新しい号(2月号)がまだ出ていない」と書いたのですが*1、某雑誌スタンドで『読書』の新しい号を買いました。
ところで、昨年5月に北京で行われた、柄谷行人を囲む座談会「走向世界共和国 (上)」が掲載されている(pp.64-73)。先ず柄谷氏が『世界共和国へ』*2の概略を基調報告し、質疑応答が続くという感じ。その中で、司会の汪暉氏*3が柄谷氏の「思路」に近いものとして、崔之元という人の「小資産階級社会主義宣言」という文章があると述べているのをメモしておく――「這個《宣言》不是簡単回到普魯東主義*4、実際上是従普魯東主義再出発、一方面是批評欧洲的社会福利国家的模式、一方面是批評包括中国過去在内的社会主義」(p.71)。

世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)

世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)