「パンの日」というのがある


毎月12日はパンの日で豆腐の日だそうです。
豆腐は語呂合わせとしてもパンは何故?と思います。
実は1842(天保13)年、伊豆韮山代官の江川太郎左衛門英龍が軍用携帯食糧として乾パンを作ったそうです。これが日本で初めて焼かれたパンと言われ、毎月12日がパンの日となったそうです。
http://ts.way-nifty.com/makura/2008/02/post_16a7.html
さて、この文に注目したのは、「浜松市で昨年11月、空腹のホームレスの女性が市役所に運ばれ、福祉担当職員らが取り囲むなか心肺停止状態となり、翌日死亡した」*1ということがあって、それを知ったときに、政治家時代のアントニオ猪木が日本からアフリカの難民のために「乾パン」が送られたことに対して、本当に餓えている人間は乾パンを消化することはできないと批判したということを間接的に読んだことを思い出したからだ。たしかに、「乾パン」を噛み砕き、嚥下して、消化することは相当な体力を必要とする。人間の身体は追い詰められれば、能動的に(食う・飲むという仕方で)栄養を摂取することはできず、例えば点滴のような仕方で受動的に摂取するしかない。「福祉担当職員」には〈餓え〉についての「体験学習」が必要だったわけだ。