中東化する義烏

Jenny Hammond “Yiwu's stunning market maze” Shanghai Daily 15 January 2008


浙江省義烏は雑貨の生産地として知られ、例えば世界で流通しているクリスマスの飾りの70%以上は義烏で生産されている。また、義烏では年間30億足の靴下が生産されている。これらの商品をグローバルに売りさばいているのはアラブ商人のようである。今や義烏は”home to one of the largest Middle Eastern communities in China”であり、市当局の推定によれば、過去5年間に2万人以上のイスラーム系移民がこの地域に定住したという。このため、街にはアラビア文字アラビア語が溢れ、移民の子女にイスラームの教義やアラビア語を教える学校も作られている。また、興味深いのは、寧夏からの回族の移民も増えていることだ。この人たちは、「アラビア語の知識を活用して」「通訳」として生計を立てているという。