ACアダプター或いは嘉定とか

ノートPCのACアダプターがいかれてしまった。いつの間にか、ACアダプターから電気が送られなくなって、バッテリー駆動になっており、気がついたら、バッテリーが残り少ないという警告が出て、そのまま休止状態に。その後、電源ボタンを押しても起動しないし、ACアダプターを繋ぎなおしても、充電が始まらない。ACアダプターがいかれたと直感し、近くの東芝のPCを売っている店に行くと、付属品は売っていないといわれ、教えてもらった場所に行くために、タクシーに乗ったら、某交差点のところで、スクーターがタクシーに突っ込んできて、ライダーが転倒。運転手とライダーがああだこうだいっているうちに、申し訳ないけどここで降りてくれといわれ、目的地までとことこ歩く破目に。やっと着いたら、日本で売られたPCについてはここでは扱っていないといわれ、教えてくれた場所は嘉定の馬陸。この日は既に午後遅かったので、翌日、小雨の中、上海体育場のところから嘉定行きのバスに40分ほど乗って、馬陸へ。小籠包発祥の地である南翔の先。さらに、タクシーで15分くらい。だだっ広い工業開発区の中の少し小ぶりの工場。そうしたら、私のPCの型番のACアダプターは日本から取り寄せなければならず、2〜3週間かかるといわれた。ところで、そのACアダプターは「中国製造(Made in China)」である。なのに、どうして日本から取り寄せなければならないのかというのは軽い疑問。ということで、またノートPCを抱えながら、小雨の中、とぼとぼと上海の中心部まで戻る。帰りに乗った上海火車站行きのバスは、トランポリン並みのスプリング、胃腸に染み入る振動。
さて、実は、先々週の末に新たにデスクトップを買った。とはいっても、まだ日本語のキーボードを入手していなかったこともあり、ほとんどCDプレイヤーとしてしか使っていなかった。何しろ、最初に日本語のキーボードを持ってきてくれといったら、持ってきたのは台湾で使われている注音字母が入ったキーボード。これ日本語じゃないだろといっても、業者は日本語だと言い張ったが、結局引き取ってもらった。注音字母は日本の片仮名をヒントにつくられたものなので、大陸の中国人が日本語だと思い込むのも無理はないのかもしれない。そろそろノートPCの中のデータとかブラウザのブックマークとかをデスクトップの方に移そうと思っていた矢先にノートPCが冬眠してしまったというわけだ。