Xinhua “Legacy of Mao’s Utopian village” Shanghai Daily 16 October 2007
山西省に「大塞」という村がある。人口500人の寒村だが、文革の時代には「農業は大塞に学べ」というスローガンもあり、中国の内外から元気を貰い*1にくる人が殺到していた。そのため、この村には近代的なホテルやレストランもあるのだが、上の記事によれば、今でも年間30万人以上がこの村を訪れ、400万元の金を落としていくという。事実、大塞における1人当たりの現金収入は7000元であり、中国農村部の平均3587元の2倍近い。記事が引用する中国共産党大塞委員会の書記であるGuo Fenglianさんによれば、大塞は脱農業化を目指しており、1960年代に革命的に開墾した農地も環境保護のため、山林に戻しつつあるという。
ところで、大塞周辺に良質の大麻が自生していたと、西倉一喜『中国・グラスルーツ』に記されていたかと思う。
- 作者: 西倉一喜
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