力士と学歴(『毎日』社説)

時津風部屋の力士リンチ死亡事件についての『毎日』の社説*1に現在の力士の学歴についての記述がある;


かつての相撲界は、高学歴の力士は嫌われた。高卒も「高学歴」と見られていた世界だ。北の湖理事長のように、相撲部屋から中学に通うケースも少なくなかった。若いうちからけいこで基本をたたき込まれた力士が大成すると考えられてきた。

 だが、それは遠い昔の話だ。近年は中卒で相撲界に飛び込むケースは激減している。現在幕内力士42人中、中卒は千代大海ら7人の少数派だ。今春の高校進学率は97%を超え、大学・短大進学率も53・7%に達した。「せめて高校は卒業させたい」という親の意向が強く影響しているようだ。

これを見る限り、角界も世間一般も差不多だということになるか。そういえば、以前、大卒と外国人は採らないという二子山部屋のスタンスが殊更強調されていたように思う。それだけ特異だということか。