異種間輸血

余夢「白犀牛“病危”鹿児馬収到“献血動員令”」『東方早報』2007年9月21日
余夢「為甚麼不考慮白犀牛間同種輸血?」『東方早報』2007年9月21日


上海動物園にいる南アフリカ生まれの白犀「小何」(雌、3歳)は今月16日頃から病気に罹り、白血球が増大し、血色素が正常の1/5〜1/10に低下するという症状が現れた。そこで、上海動物園では、同園内にいる「梅花鹿」*1、「馬鹿」*2、「馬」といった草食動物から採血し、「小何」に輸血した。その結果、「小何」の血色素は再び増加し、現在症状は安定しているという。上海動物園には、「小何」を含めて、白犀は3頭いるが、何故同じ白犀から採血しなかったのかというと、白犀は皮が分厚すぎて、注射器で刺しても血管に到達できないからであるようだ。「小何」は皮がいちばん薄い耳たぶから輸血されている。異種間の輸血は中国では初例のようだが、世界的にはどうなのか。

*1:日本鹿とほぼ同種か。

*2:頭が悪い人ではなく、アカジカ。