瑞典では

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070825/1188022106で米国ジョージア州の話に言及したが、こちらは瑞典の話。『毎日』(大阪本社版)のコラム;


憂楽帳:「男の生足」


 男性よ、夏は長ズボンで美しく汗をかこう−−スウェーデンの全国紙にこの夏、こんな記事が出たと現地の知人に聞いた。ある出版社で、男性社員に短パン禁止令が出た、という内容。

 欧州もここ数年、夏の猛暑が大問題。また最近、男性ファッションでも東西問わず丈の短いズボンが流行している。で、社内の短パン姿に業を煮やした社長が「我が社の服装規定」を持ちだした。何かにつけカジュアルなお国柄、規定があること自体びっくり、というわけらしい。

 オフィスでの「生足」、確かにハードルが高い。ネクタイを外せだのなんだの言う日本でも、そこは手つかず。女性のパンツ姿はクロップドやハーフ、中にはミニ丈までいて、涼しさを満喫しているのと対照的だ。

 あきらめるなかれ、実は短パンよりもっと涼しいものがある。東南アジアなどでは男性にも一般的なスカート。足の隠れる丈でも、広い裾(すそ)から風が舞い込めば、涼しいことこの上ない。男性の皆さん、だまされたと思って……。【酒井みな】

毎日新聞 2007年8月22日 大阪夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/yuuraku/news/20070822ddf041070026000c.html

以前或るヨーロッパ人が米国でいい大人が半ズボンを穿いているは米国人が成熟していない証拠だといっていたことを覚えているが、ヨーロッパも米国化しているということなのか。大人の男が半ズボンを穿くというのはアンガス・ヤングだけにしていただきたいが。