「掃除」 少年

『読売』の記事なり;


少年5人を逮捕、公園の男性に火つけ大やけどさせる…東京


 「ゴミ掃除」と称して、公園で寝ていた男性にライターオイルを使って火を付け、大やけどを負わせたとして、警視庁少年事件課は6日、東京都北区の私立高1年の男子生徒(15)ら15〜17歳の少年5人を殺人未遂の疑いで逮捕したと発表した。

 5人は今年4月ごろから、公園や路上で生活するホームレスに、石や花火を投げつける嫌がらせを続けており、5月以降は、寝袋などに放火する行為を繰り返すなど犯行をエスカレートさせていた。

 調べによると、5人は5月13日午後11時55分ごろ、北区赤羽南の区立赤羽公園のベンチで寝ていた、家出中の清掃作業員の男性(52)のそばに、ライターオイル約100ミリ・リットルを入れたビニール袋を置き、ライターで火を付けた疑い。男性は自ら公園内の噴水に飛び込んで一命をとりとめたが、全身の約3割をやけどする重傷で、現在も入院している。

 5人のうち4人は、同区内の区立中学校の同級生。ほかにも同11日〜13日には、3夜連続して、同じ公園や同区東十条の路上に寝ていたホームレス2人を襲撃し、顔にたばこの火を押しつけたり、寝袋や段ボール箱に火をつけたりしていたことを自供しているという。

 少年らは「怒ったホームレスが追いかけてくるのが面白かった。彼らは人間として最低で、死んでも関係ないと思った」などと供述しているという。

(2007年8月6日11時25分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070806i303.htm

こういう事件は度々新聞沙汰になるし、珍しくはないのだろう。にも拘わらず、今回これを引いたのは、「彼らは人間として最低で、死んでも関係ないと思った」というような〈動機の語彙〉が引用可能なものとして社会に存在しているということは無視してはいけないと思ったからだ。ところで、今年初めの大阪の「長居公園」での出来事*1を巡って、行政側の振る舞いを支持した人たちは、この「掃除」少年たちに対して、どういうのかというのは興味がある。そういうのは役所の連中に任せておけ? 「掃除」したければ役所に就職しろ