Chinglish in Shanghai

YAN Zhen “Word on street: No Chinglish” Shanghai Daily 16 July 2007


オリンピックを控えた北京におけるChinglish追放運動については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060807/1154973887で言及したが、上海では市内の道路名などの英文表記に関するガイドラインが制定された。
路に関しては、中国語そのままのluではなくroadに統一する。
方角がついた道路名、例えば南京東路や南京西路は、West Nanjing Road、East Nanjing Roadのように最初に方角をつける*1。番号がついた道路、例えば中山東一路は、East Zhongshan Road No. 1のように番号を最後につける。
中国の地名に由来する道路名、例えば西蔵中路は中国語表記を保ち、Middle Xizang Roadとし、Middle Tibet Roadとはしない。但し、牛頓路*2のように外国の人名や地名に由来する道路は外国語のスペリングを残し、Newton Roadとする。
こうした表示は2009年に刊行される上海市の地図に反映されるという。
ところで、公共標識におけるChinglishの例として挙げられているのに、”Mind your head”(頭上注意)とすべきところが”Take care of your head”となっているというのがあった。また、外国人から翻訳改善の要望が最も多いのは「レストランのメニュー」である。

*1:バスのアナウンスと地下鉄のアナウンスで食い違っていた。

*2:張江にあり。