露西亜日記その他

去年「T教授」問題で名を馳せたboiledemaさん*1がblog更新を復活。このことは先月Skelita_vergberさんにお会いしたとき*2、教えていただいた。というか、Skelita_vergberさんとboiledemaさんはマイミクシィの関係だったわけだ。それで、「ロシア日記」というのが登場*3。「T教授」講義ノートなり。「ソ連では、党の偉いさんの悪口を言ったら、Secret Policeにやられる」というのを読み、旧蘇聯だったら「党の偉いさんの悪口を言」うような奴は精神病と診断されて措置入院という方がリアリティがあるんじゃないかと思ったり、「北朝鮮でも同じ、平壌の広場の真ん中でジョンイルのバカヤローなんて叫んだら、そっこう射殺されるらしい」というのを読んで、昔、問題:赤の広場でブレジネフの馬鹿野郎!と叫んだ男が即警察に捕まったが、罪名は何でしょう、答え:国家機密漏洩罪という左翼ジョークがあったなと思い出したりした。
ところで、「共産主義」ということで、『朝日』の記事;


天安門事件から18年を前に、中国で再検証の動き

2007年06月03日07時10分

 中国の学生が民主化を求めて軍と衝突し多数の犠牲者が出た89年の天安門事件から4日で18周年。今年に入って事件について学生に意識調査をしたり、外国の専門家らに再検証させる番組制作を国営テレビが始めたりしている。ただちに事件の再評価に進むわけではなさそうだが、これまで議論自体ができなかった現状から一歩踏み出す動きとして注目される。



 「あなたは6・4(天安門事件)についてどう考えるか」

 「6・4のような動乱があったら参加するか」

 北京市内の有名大学が今春、学生に対し事件についての意識調査をひそかに実施した。同大学関係者によると、共産党員など限られた学生を対象にしており「ほぼ党の考えに沿った理想的な回答が得られた」という。

 質問項目からは党の関心事が見え隠れする。「6・4のような事件を起こさないためにはどうすればいいと思うか」「あなたはどんなことに関心があり、政府に何をしてもらいたいか」。学生らの不満が同様の事件につながることを警戒していることがうかがえる。

 中国指導部は事件を「動乱」と位置づけ、軍を投入して制圧したことについて「当時の断固たる措置が改革開放政策の成功に結びついた」(中国外務省)とする見解を変えていない。

 しかし、胡錦濤(フー・チンタオ)党総書記は、その死去が事件に至る学生運動のきっかけになった胡耀邦元党総書記に近かったとされる。事件を機に党総書記になった江沢民氏が引退して以降、「事件を論じることはタブーではなくなってきた」(共産党筋)という見方がある。

 中国中央テレビは今春、中国現代史について日米欧の中国専門家数十人にインタビューする番組の制作を始めた。同局関係者によると、中国政治に詳しいハーバード大エズラ・ボーゲル名誉教授らから聞き取りをし、共産党大会が開かれる今秋の放送を目指すという。

 取材項目は、50年代の反右派闘争から今年3月に採択された物権法まで多岐にわたる。中でも天安門事件を重視し、「事件をどう考えるか」「事件が改革開放にどのような影響を与えたか」など見解を尋ねている。

 同関係者は、党の指示で制作が始まったとした上で「タブーだった史実を外国の目から検証することで、自国を客観視したい」と説明する。欧米諸国から人権侵害と指弾される天安門事件について検証する姿勢をみせることで、批判をかわす狙いもあるとみられる。
http://www.asahi.com/international/update/0602/TKY200706020247.html