雨のち晴れ、そして

家を出るときには雨が降っていたのにも拘わらず、横須賀線が品川の手前で隧道から抜け出すと、燦々たる陽光。とても吃驚。最後に地上を走っていたのは錦糸町の辺りだったが、その時はまだ雨が降っていた筈。後で知ったところでは、この時間、神奈川県とくに川崎では集中豪雨が公共交通のダイヤをずたずたにしていたという。
品川で用事を済まし、午後、品川駅前の本屋で、


 藤田正勝『西田幾多郎−−生きることと哲学』岩波新書、2007

西田幾多郎―生きることと哲学 (岩波新書)

西田幾多郎―生きることと哲学 (岩波新書)

 吉見俊哉『親米と反米−−戦後日本の政治的無意識』岩波新書、2007
親米と反米―戦後日本の政治的無意識 (岩波新書)

親米と反米―戦後日本の政治的無意識 (岩波新書)

 上川あや『変えてゆく勇気−−「性同一性障害」の私から』岩波新書、2007
変えてゆく勇気―「性同一性障害」の私から (岩波新書)

変えてゆく勇気―「性同一性障害」の私から (岩波新書)

 Gilles Deleuze小泉義之訳)『意味の論理学 上』河出文庫、2007
意味の論理学〈上〉 (河出文庫)

意味の論理学〈上〉 (河出文庫)

Gilles Deleuze小泉義之訳)『意味の論理学 下』河出文庫、2007
意味の論理学 下

意味の論理学 下

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折角、品川まで来たので、原美術館へ。「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語−−夢の楽園」を観る。代表作である『ヴィヴィアン・ガールズ』の一部のほか、初期の大作"The Battle of Calverhine"、それからダーガーの家主で、自らも画家/デザイナーだったネイサン・ラーナーの作品も展示されている。ダーガーは所謂アウトサイダー・アーティストであるが、アウトサイダー・アーティストと所謂職業的アーティストの境界は決定不能であろう。例えば大竹伸朗*1と比べてみるとか。
夕方になると、空には水墨画のような雲が。