「慰安所」保存

 ZHANG Jun “WWII ‘comfort houses’ saved Shanghai Daily 20 April 2007


虹口区の東宝興路にある旧日本軍慰安所「大一沙龍」として使われていた建物が保存されることになった。但し、記念館等にするのは難しいという。何故なら、そこには現在53家族260人が住んでおり、これらの人々を立ち退かせる場合、上海の現在の不動産相場に従って計1億元の補償金を支払わなければならないからだ。1930年代に日本海軍によって建てられた5棟の「和風」建築――”A carved picture of Mount Fuji can still be seen on the upper wall of one of the houses.”
http://www.zsnews.cn/News/2007/04/09/655147.shtmlによると、ここは「世界第一個」且つ「世界上存在時間最長」の日本軍慰安所であるという。
従軍慰安婦問題ということだけでなく、上海に遺された数少ない「和風」建築ということでも興味深い。