水書(続)

承前*1

「水書」ということで、


「中国水書」出版、象形文字の「生きた化石」保護めざす
2007年01月16日19時23分


新華社北京:中国古籍整理特別資金援助プロジェクトの「中国水書」が、先ごろ巴蜀書社と四川民族出版社から共同出版された。同書は貴州省三都、茘波などに住む少数民族の水族に伝わる文字「水書」や文献を大規模に保護、整理している。
同書には1543種類(冊)の水書と6万近い記号が収められ、採集地を横、類別を縦に分類し、手書き本の年代や写本の大きさ、色相などを参考に目録を作成した。これらは学者の研究に役立てられ、国内外の学者を悩ませていた「オリジナルが探しにくい」といった問題を根本から解決する。
水書はトンパ文字とともに世界に現存する数少ない象形文字で、象形文字の「生きた化石」と呼ばれている。2006年、「水書民俗」が国家クラスの無形文化遺産に指定された。

新華通信社
http://news.livedoor.com/article/detail/2980952/

原文はhttp://www.southcn.com/news/community/shzt/folklore/outline/200701160360.htmか。上の記事には写真もあるのだが、遺憾ながら、小さくてあまりよくわからない。周芙蓉「我国立項研究象形文字最後領地――水書」という2004年の記事*2についている写真を見ると、「水書」というのは「東巴文字」よりもはるかに漢字、それも秦代以前の大篆や金文に近い感じがした。