「最低投票率」と「過半数」

国民投票法案」って何時の間にか衆議院を通過してしまったわけですよね。もしかして、石原慎太郎がどうたらこうたらということで世間が盛り上がったということ自体、実はそのための陽動作戦だったりして。
改憲か護憲かというスタンス以前の問題として、


改憲問題と言えば、憲法改正のために国民投票法案だが、政府案にも民主党案にも最低投票率の規定がないということはどれくらい知られているのだろうか?どういうことかといえば、投票率が60%で投票者の50%が改正に賛成したとすると、国民の30%の賛成で憲法を改正できるということになるわけだ。これってどうなの?
http://d.hatena.ne.jp/Talpidae/20070410/p1
という指摘をマークしておく。また、伊田広行氏が転載している吉田タカコさんの「“国民投票過半数の賛成によって承認される”、という条文の「過半数」の定義が、有権者数でも、投票総数でもなく、無効票をのぞいた有効投票数の過半数とされている」という指摘も*1