京杭運河海へ

 呉正懿「京杭大運河年底親吻東海」『東方早報』2007年3月21日


杭州は「京杭大運河」*1の終点。その岸に立って、このまま遡れば北京に行くのかと感慨深い思いをしたこともあった。
上の記事によると、浙江省港航局は「京杭大運河」を寧波まで239km「東拡」して、「東海」つまり東シナ海に繋げる計画を明らかにした。計画によると、運河の延長は「銭塘江北岸」を起点に、粛山、紹興、上虞、余姚を経て、寧波の甬江河口に達する。完成後は500トン級の貨物船の航行が可能になるという。総投資額は74億元。
「京杭大運河」或いは中国における運河については、浦上清氏の「帝王の路― 北京と香港を結ぶ水上の路 ―」というエッセイが興味深い*2