葛熔金、邵肖梅「王陽明家譜国内首次発現」『東方早報』2007年３月20日
最近浙江省の上虞市で「王陽明家譜」が発見された。これは中国国内初のことであるという。発見されたのは、『虞南達渓王氏宗譜』（清光緒十五年＝1889年）９冊、『達渓王氏宗譜』（中華民国己未年間＝1919年）10冊。今年の春節に上虞に住む元歴史教師の王岳峰氏が親戚の家で偶然見つけた。地元の王陽明研究家である「上虞市郷賢研究会」会長の陳秋強氏が『達渓王氏宗譜』を根拠に言うには、王陽明は王導の37代目の子孫であるが、王導は王羲之の「堂伯父」すなわち父方の伯父に当たる。今回、王陽明と王羲之の「宗親」関係が裏付けられたということになる。
因みに、王陽明は上虞の隣の浙江省余姚の生まれ。現在余姚市には「陽明故居」が残されている。
