UnidentifiedとYoung Planet

Stir Art Gallery*1で、胡行易の「不明身〓*2」を観る。このギャラリーは2度目なのだが*3、擦硝子のように靄がかかった前景の向こうに判別不能な人の顔が見える。そのような抽象画のシリーズ。胡行易は1981年上海生まれ。ZHOU Tao “Artist depicts faceless souls of war”( Shanghai Daily 16 March 2007)によると、胡がこのシリーズを描き始めたのはイラク戦争とその後の自爆テロがきっかけだったという。
また、新楽路に昨年の12月にオープンしたストリート・ファッションのショップThe Source*4で、写真展”Fear of a Young Planet”を観る。現代の三大ストリート・カルチャー、つまりパンク、ヒップホップ、レイヴの写真展なのだが、面白かったのは現代上海に屯する多国籍的な若者のスナップ・ショット。
ところで、Stir Art Galleryの斜向かいに「今人」と書いてImagineと読ませるバーあり。日本人による経営か。
「外灘のレストラン「灘外楼」の100元分のお食事券を2枚ゲット」と書いたが*5、その前日、そのうちの1枚を使って、「灘外楼」で88元のランチを食べる。特に「黄魚」と煮込んだ米粉は絶品。この「お食事券」は飲物には使えないので、珈琲は自腹だったが、その値段はスターバックスの3倍だった。