北京生まれの「カナダ人教授」

 「“加掌大教授”上海騙走300万」『東方早報』2007年3月17日*1


某北京籍の30代の男性が「カナダ人教授」を自称し、カナダ留学を斡旋すると偽り、上海で合計300万元近くを騙し取っていた。この男は3月15日に寧波で、寧波市民黄氏の通報によって逮捕された。黄氏には「高中」を卒業したばかりの息子がいたが、成績は並なので中国国内の大学に合格する保証はなく、家計にも余裕があったので海外留学させることを考えていた。そこで、黄氏はある「出国講座」に参加したが、そこで講師を務めていたのが「カナダ人教授」だった。「カナダ人教授」と話してみると、彼がカナダの首都を知らないことに気付いた。怪しいと思い、警察に通報。警官がホテルに出向いて、パスポートを提示するよう求めると、バッグの中から見つかったのはカナダのパスポートではなく、中国の「居民身〓*2証」だった。

*1:『今日早報』からの転載。

*2:にんべん+分。