王小波十周忌

 石剣峰「“王小波”将永駐上海」『東方早報』2007年3月13日


1997年4月11日に作家の王小波が世を去ってから10年になる。十周忌を記念して、広州美術学院を卒業した彫刻家の鄭敏氏が数か月かけて王小波の座像を制作した。これは3月下旬より、「上海城市雕塑藝術中心」に展示される。鄭氏は制作の過程で、王小波夫人の李銀河とe-mailのやり取りをし、その出来映えについては李銀河女士も満足しているという。
また、李銀河女士は十周忌を記念して、「重走小波路」計画を発表している*1。これは王小波のファンたちとともに王小波文化大革命時に下放(「挿隊」)していた雲南の龍川を訪ねるというもの。命日である4月11日に北京で出発式が行われる。

因みに、王小波を回想した李銀河の文章で私が読んだのは、


 「浪漫騎士・行吟詩人・自由思想家――悼王小波
 「他的名字是一個接頭暗号」
 「我men曽経擁有」
 「《緑毛水怪》和我men的愛情」
(何れも王小波、李銀河『思想者説 王小波 李銀河双人集』*2所収)