苗字

 『苗字舘』http://park14.wakwak.com/~myj/


日本に存在している「苗字」の全国ランキング、地方別ランキング、都道府県別ランキング等々。ランキングに使っているデータは電話帳のようだ。
「角田」という苗字を検索してみる。http://park14.wakwak.com/~myj/lanking/zenkoku1.htmlを見ると、247位。その前後はというと、245位が「水谷」、246位が「河村」、248位が「根本」、249位が「関根」である。自分の苗字は簡単に三文判が買えるので、それなりの人数はいるとは思っていたが、こんなにありふれているのかと思うと、ちょっとがっかり。ただ、データの性質上、ここでランキングされている「角田」は、スミタ、スミダ、ツノダ、ツノタ、カクタ、カクダ、カドタ、カドダが合わさったものである。読みを込みにして考えれば、それほどありふれてはいないということになる。
因みに、知り合いということで調べてみると、「張江」は18053位*1、「魁生」はランキング外、つまり3万位以下だった。
それから、苗字の「集中拡散度」というのがある*2。「集中度」というのは「一都道府県の上位100位の苗字の件数を人口換算してその都道府県の人口で割ったもの」、そして「拡散度」はその逆数。苗字が「拡散」しているのは、東京、大阪、福岡といった大都市を抱える都道府県。「集中度」の方はその逆で、田舎の方が一般的に多いのだが、興味深いことに、西日本よりも東日本、特に東北地方で苗字の「集中」が見られる。「集中度」上位5位までは4位の山梨、5位の高知を除いて東北である(1位は秋田県)。また、新潟を含む東北各県は全て上位10位以内に入っている。それに対して、九州だと、宮崎は面積が広く全国各地から人が集まってきたと思われる北海道よりも「集中度」が僅かに低い26位。鹿児島は、鮫島、伊集院、市来等の鹿児島特有の苗字をすぐに想起できるのだが、「集中度」の方は京都(35位)よりも低い39位だった。