村上龍/加藤周一

 劉迪「村上龍的世界」『東方早報』2007年2月6日


内容としては、村上龍概説という感じで、(少なくとも日本人にとっては)目新しいものではない。ただ、冒頭で、


二十多年前、訪著名評論家加藤周一、我問起当代日本作家、他挙出村上龍、大加賛賞。加藤説、村上的故事雖有些“粗暴”、但小説却写得有趣。此後、我開始注意這個作家。
とある。加藤周一村上龍を絶賛していたことは知らなかった。というよりも、この2つの名前の結びつきって、しっくりいかないぞと感じたのだ。
村上龍については、寧ろその父親の方が興味深かったりする。例えば、息子に「龍之介」と命名するセンスとか。