金庸論文

金庸剣橋論文:唐代皇位継承」『東方早報』2007年1月26日


武侠小説の代表的な作家である金庸*1(83歳)が「唐代皇位継承」に関する修士論文を完成させたという記事。口頭試問はケンブリッジと香港を結んだTV中継でおこなわれるという。
ケンブリッジでの指導教授はDavid McMullenであるが、何故英国で中国史を研究するのかについて、金庸氏は「我men研究唐朝歴史、只是站在中国的立場上;他men研究唐朝歴史、是綜合各国専家的研究、出発点不一様、研究結論也不一様」と語っている。また、


他[金庸]表示、民族融合的観点在唐朝可以找到許多佐証。比如、唐朝有23位宰相是少数民族。“両岸関係也一様。両岸統一中国就会更加強大、両岸如果分裂老百姓就会受苦苦難。”
また、

金庸曽表示修改《鹿鼎記》結局、給韋小宝一個凄惨的下場、但遭到部分読者的反対。現在他已決定不改了、並承認写韋小宝受到魯迅影響。
なお、金庸氏はケンブリッジに通学するために30万ポンド以上の家を買ったが、既に値が5万ポンド上がっているので、博士課程が終わる頃にはかなり大儲けができると目論んでいるという。

*1:とはいっても、1970年代半ばに小説家としては筆を断っているが。金庸の全貌についてはhttp://www4.ocn.ne.jp/~takusen/shoko/kinyou/kinyou.htmlでも紹介されている岡崎由美先生の『金庸の世界』を参照するのが手っ取り早いか。