最近図書館というトピックがあちこちで論じられている（と他人事のようにいう）。
陳怡「上海６万人纔有一所図書館」『東方早報』2007年１月11日
上海社会科学院による『2007上海文化藍皮書』が完成したというニュースだが、その中で上海の公共図書館を増やせという提言が行われているらしい。
まず、「国際図聯」による半径1.5キロに１箇所、人口２万人に１箇所、人口１人当たりの蔵書数が２冊という国際基準が示され、紐育には200箇所以上、倫敦には400箇所弱、東京には391箇所（国立を含む）があり、人口が上海の半分にも満たない香港でさえ、80箇所の公共図書館があるのに、上海の場合、市・区・県レヴェルの図書館は28箇所しかなく、コミュニティ（社区）レヴェルの図書館は250箇所強あるものの、人口で割ると、6.15万人に１箇所ということになり、このような他の「国際大都市的平均水平」との格差を是正せよというもの。
