上海人口

 新華社「常住人口自然増長率転正」『東方早報』2006年11月1日


上海市の常住人口増長率は1994年以来減少が続いてきたが、2005年に増長に転じた。2005年の自然増長率は0.96‰。「上海市人口計画生育委員会」によれば、2005年末の上海市の常住人口は1778万人で、2004年と比べて36万人(+2%)増加している。人口密度は2804人/km2(+56人/km2)。上海市の常住人口出生数は12.39万人(+2.1万人)で、常住人口に対する出生率は7.04‰(+1.04‰)。出生数は2006年に13.1万人、2007年に13.7万人と予測されている。また、「戸籍人口」中、60歳以上の「老年人数」は266万人で、19.6%を占める。ZHOU Kuanwei “Birth outrace death after decade-long lag”(Shanghai Daily 1 November 2006)によると、出生率の増大に寄与しているのは、独子政策の中で生まれてきた世代が結婚年齢に達していること、独子政策が緩和されたことのほかに、移民労働者の存在である。2005年の上海における移民人口は530万に上り、移民からは4万8000人が出生しており、これは上海における全出生数のほぼ3分の1を占めている。
なお、上海市住民の平均寿命は80.13歳であり、これは全中国平均よりも10歳以上高い。