国際政治思想研究会

広西壮族自治区への旅行から、6日夜7時上海虹橋空港着の飛行機にて帰る。タクシーの中からビル陰の十五夜の月を見る。
さて、「国際関係思想・研究ネットワーク」ML*1からの転送。高橋良輔さんのメッセージから;


さて、国際関係論と政治思想研究の架橋に関心をもつ研究者により、
毎月開催されている国際政治思想研究会の第26回開催について、
以下のように詳細が決まりましたので、ご案内いたします。

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◆第26回 国際政治思想研究会

 日時:10月24日(火) 18:30〜21:00
 場所:青山学院大学 青山キャンパス 15403教室
ガウチャー・メモリアル・ホール4階)
http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html

 報告者:高澤洋志さん
 テーマ:国際関係への哲学的問い―ガダマー的な「理解」に着目して
 概 要:本報告の主題は次の問いを問うことです。
国際関係とは何か?
我々はどのように国際関係を理解するのか?
国際関係を理解することは何を含意するのか?
ガダマーの哲学的解釈学を中心に、これらの問いへの示唆を
示したいと考えています。ガダマーは主著『真理と方法』で、
「理解」はいかに起こるのか、を哲学的に追及しています。
その「理解の構造」に着目することは、上記の問いさらに
国際関係論へ多くの示唆を与えてくれると思われます。

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今回は、スコットランドセントアンドリュース大学国際関係学部・
国際政治思想コースで修士論文を提出された高澤洋志さんにご報告を
いただきます。ご本人より、以下のメッセージをいただきましたので、
ご参照下さい。

> 内容としては、まずH.ブルとの比較を通して、ガダマーが開く国際関係論
> における哲学的問いの次元について触れ、次にガダマーの哲学的解釈学の
> 射程を検討し、それが国際関係の理解にいかなる示唆を持つかを考えたいと
> 思います。最後にガダマーとコンストラクティヴィズムの相違についても
> 触れるつもりです。
>
> 論文を添付しますので、みなさんに送付していただければ幸いです。
> あまり長いものではないので、通して読んでいただければ有難いのですが、
> みなさんお忙しいと思いますので、お時間のない方は、Opening、Ch.3、
> Ch.4あたりを読んできていただければと思います。

いただいた論文についても、添付させていただきましたので、
是非、ご参照のうえ、ふるってご出席下さい。

なお当日の御参加も歓迎ですが、レジュメ準備などのため、
あらかじめご出席の可否を管理者アドレス(管理責任:高橋)まで
お知らせいただければ幸いです。
international_political_theory-owner@yahoogroups.jp


皆さまのご参加、お待ちしております。
今後ともよろしくお願いいたします。

ガダマーと「国際関係」というのはとても興味深くて、日本にいないのが残念!