「受け入れる」は受け入れないということ?

『読売』の記事なり;


日比経済連携協定を締結…看護師など条件付き受け入れ

 【ヘルシンキ=飯塚恵子】小泉首相は9日夕(日本時間9日夜)、ヘルシンキ市のホテルで、フィリピンのアロヨ大統領と会談し、2国間の自由貿易協定(FTA)を柱とする経済連携協定(EPA)を締結した。

 協定は、物品貿易の関税撤廃など13分野で連携を強化する内容で、日本側はフィリピンの看護師と介護福祉士を、日本の国家資格の取得を条件に一定の枠内で受け入れる。日本が、EPAに労働市場の一部開放を盛り込んだのは初めてだ。

 日本がEPAを結ぶのは、シンガポール、メキシコ、マレーシア(いずれも発効)に続いて4か国目だ。

 協定は、物品貿易の関税撤廃のほか、〈1〉金融などサービス分野の貿易の各種規定の順守〈2〉双方の国民の入国や一時滞在の受け入れ――などが柱となっている。
(読売新聞) - 9月10日3時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060909-00000013-yom-pol

「フィリピンの看護師と介護福祉士を、日本の国家資格の取得を条件に一定の枠内で受け入れる」ということだが、意味がよくわからない。今でも、「日本の国家資格」を「取得」すれば、国籍を問わず日本国内での活動は可能な筈だからだ。それとも、フィリピンの看護師資格保持者に簡単に「日本の国家資格」を与える制度でも導入するということなのだろうか。それでも、フィリピン人はそのまま英語を使って仕事ができるシンガポール、米国、濠太剌利などを目指すのではないか。