方言を巡る雑談みたいなこと

承前*1

方言についてつらつら思いついたことども。
ドラマ『白い巨塔』では、標準語/大阪弁、大学/非大学という対立が存在している。財前五郎、里見を初めとする「浪速大学」関係者は標準語を喋り、財前又一などの地元医師会関係者は大阪弁を喋っている。西田敏行は福島人なので、大阪弁は外国語。
それから、大阪を舞台にした『ナニワ金融道』では、中居正広は標準語。北九州出身という設定だったか。


今年中国でオン・エアされた『おしん』は台湾で新たに吹き替えられたものだが、オリジナルの東北弁は台湾の山間部の訛りに置き換えられているという。
最近ヒットした映画『瘋狂的石頭(Crazy Stone)』は重慶が舞台なので、台詞は全部四川語。


方言の問題とはいえないが、「うさこ」さんによるハリウッド映画におけるイギリス英語の意味についての考察。キューブリックの『スパルタカス』を踏まえて*2