「そばや」さんからの情報なり。
印度における〈奇蹟〉の話が2つ;
インド、神々の像がミルク飲む「奇跡」
[ラクナウ(インド) 21日 ロイター] インドでは、ヒンズー教の神々の像が信者が捧げたミルクを飲んだと報道され、全土で数千人の人々が寺院に押しかける騒ぎになっている。目撃者が明らかにした。
目撃者の話によると、寺院では、神々の像に捧げるミルクを入れた鉢を持った人々が、長い列を作っている。ある女性は「私の手からミルクを飲んだ」と断言。ヒステリー状態に陥る信者らも出ている、という。
今回の騒ぎは20日夜に北部で始まり、全土に広がった。1995年にも、数千人の信者が像にスプーンでミルクを飲ませる騒動があった。
(ロイター) - 8月21日19時4分更
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060821-00000425-reu-ent
上のニュースに関しては、印度の宗教文化において、「ミルク」というものに関する特別な象徴的意味がもしかしたらあるのかもしれないということを思いついた。例えば釈尊とスジャータの話というのもあるわけだし。
海水が甘い!?数千人が飲む…インド・ムンバイ
インド西部ムンバイで十八日夜、「海の水が甘くなった」とのうわさが広まり、数千人が海岸に殺到して海水を飲む騒ぎがあった。水を飲んだ住民は地元テレビに「本当に甘い。奇跡だ」と口々に話したが真偽は不明。水は汚染されて茶色に濁っており、ムンバイ市当局は「病気になる恐れがある」と飲むのをやめるよう呼び掛けている。
地元メディアによると、現場はムンバイ国際空港の南方。うわさを聞きつけた住民が競い合うように海水を飲んだり、ペットボトルに入れて持ち帰った。事故を警戒して、一時は警察も出動した。
市当局は海水のサンプル調査をしているが、近くにはイスラム教の聖人の霊廟(れいびょう)もあり、その聖人による奇跡と信じる住民もいるなど、さまざまな憶測が飛び交っている。
(2006年8月20日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20060820-OHT1T00083.htm
下の記事に関して気付いたことは、印度のムスリムの信仰というのは未だスーフィズムの影響が強く、(〈ファンダメンタリズム〉を極とする)プロテスタント的方向にはあまり針が振れていないんだなということ。
他方、パティ・スミスがかつて耶蘇が水をワインに変えたという「カナでは、今ではワインなんて湧き出ない。血だけしか。血だけしか」といっていることに思いを致さなければならない。*1