〈外〉に配慮しない「外相」

承前*1

あまり眠れないし、気を紛らわせるためにも、blogの更新を続ける。
多分、ここで『赤旗』を引用するのは初めてだろう;


2006年7月13日(木)「しんぶん赤旗
金正日に感謝」麻生外相発言
韓国政界・メディアが批判

 「金正日朝鮮労働党総書記)に感謝しないといけないのかもしれない」――。麻生太郎外相の発言に対し、韓国の政界、メディアで批判が起こっています。麻生外相の発言は八日、広島市内の講演で飛び出したもの。「北朝鮮の核・ミサイル開発が日本の軍備増強の口実になっていることを、これほどあからさまに表したことはない」(東亜日報十一日付社説)といった指摘が相次いでいます。

 与党「開かれたウリ党」の崔宰誠議員は十一日のラジオ番組で、日本は一九九八年の北朝鮮のミサイル発射を軍拡に利用したと指摘、「いま日本は再びそういう方向に悪用している」と批判しました。

 中央日報十一日付は、「日本政府はミサイル発射を北東アジアで軍事・外交的影響力を拡大する絶好の機会にしている」とし、麻生発言は「日本の内心を出したもの」だと警戒感を示しています。

 国民日報十一日付社説は「朝鮮半島破局をもたらす状況まで辞さず、軍事大国化を図ることが果たして正しいことなのか、国際社会の警戒心を強めるだけではないのか、日本は猛省すべきだ」と求めています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-07-13/2006071302_04_0.html

思わず本音が出てしまったということなのだろうけれど、問題なのは自分が公的にした発言について、国外の人間が読んだり・聞いたりすることを(可能性として)全く想定していない人が外務大臣をしているということか。
因みに、文中の「北朝鮮」「朝鮮半島」は、そもそも「北韓」「韓半島」か。