何故ネタにしないのか

中国では藝能ネタの大きなニュースが立て続け。
しかし、日本のネタなり。しかも若干鮮度も落ちてはいるが;


テレビ東京に人骨?入り小包=放送時間変更への抗議文も−警視庁

 テレビ東京(東京都港区虎ノ門)に、人骨のようなものと、番組の放送時間変更に対する抗議文が入った小包が送り付けられていたことが10日、分かった。警視庁愛宕署は悪質ないたずらとみて調べている。
 抗議文は、先月26日夜に放送された「世界卓球2006」の放送時間の変更で、その後に放送されたアニメ番組の録画ができなかったという内容だった。 
時事通信) - 5月10日22時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060510-00000202-jij-soci 

その後どうなったのかは知らず。
ところで、「人骨のようなもの」ということだが、魚の骨ならともかくとして、哺乳類だとして、養老先生のような解剖学の専門家ではない素人が一目で「人骨のようなもの」と同定できるのは、手足とか或いは頭蓋骨である。本当にそんなものを送ってきたのなら、「悪質ないたずら」ではすまない筈である。あくまでも「人骨のようなもの」であって、「人骨」とは断定されていないようだが、それでも「人骨のようなもの」という印象は如何にして得られたのか。
テレビ東京」も藝がないというか、警察に言いつけるのではなく、番組のネタにしなかったのは解せない。TV局に送りつけられた謎の「骨」を巡っての科学ドキュメンタリーという線で十分いけるのではないか。それこそ、養老先生をゲストにして。色々な霊能者が登場するオカルト系という線も可能だろうけど。「テレビ東京」は全社員ボーナス50%カットだな。
ところで、本当に「人骨」だったら、前述したように「悪質ないたずら」ではすまないわけで、少なくとも死体損壊、下手すれば殺人が絡む。ところで、このようなキモいけれども危険ではないもの*1を送りつけるというのは、どのような罪に当たるのかは知らない*2。そもそも犯罪を構成するのかしら。これによって「テレビ東京」が著しく業務を妨害されて損害を被ったというわけでもなさそうだ*3
「抗議文は、先月26日夜に放送された「世界卓球2006」の放送時間の変更で、その後に放送されたアニメ番組の録画ができなかったという内容だった」ということだが、まあ気持ちはわからないでもない。

*1:幾つか例を挙げようと思ったが、やはり自粛する。

*2:ストーカーのような反復性はないわけでしょ?

*3:というよりも、儲け話を自ら潰してしまった。