超級女声


【中国】スーパー歌姫こけた、「怖いコンサート」で大しらけ

 
 オーディション番組『超級女声』で脚光を浴びたアイドル歌手が参加する全国ツアーが2日、広西チワン族自治区・南寧市からスタートした。しかしコンサートに訪れた観客は予想よりも少なく、4日付の人民日報は他紙を引用する形で「冷遇を受けた」と伝えた。

 『超級女声』は携帯電話のSMS(ショート・メッセージ・サービス)の投票などでアイドルを選ぶという中国では異例の視聴者参加型の番組。最高視聴率が19.45%に達するなどの大旋風を巻き起こしたが、中国人民政治協商会議の関係者が29日、「超級女声は青少年には有害であり、教育を破壊する」と述べるなど影響力を封じようという動きが強まっている。

 南寧市で行われたコンサートには、『超級女声』で上位入賞を果たした紀敏佳さんや何潔さん、張〓頴さん(写真)らが登場した。熱狂的なファンの座席は一杯だったが、貴賓席は観客がまばらで、数百人を収容できるブロックにたった1人の観客しかいない状況だった。(〓はへんが青、つくりが見)

 原因について、3日付の新華社は「ゴールデンウィークと重なったので、他の娯楽に客足を奪われた」「過剰な警備体制が冷水を浴びせた」と指摘。特にガードマンが約500人も動員され、観客が立って声援を送ることを禁じられたのが大きかったという。

 追っかけファンの中からは「ガードマンが大声で『座れ!』と怒鳴っていたので、気持ちが萎えてしまった」「何百元も払ってチケットを買ったのに、立って盛り上がれないのでは来ない方が良かった」と不満の声が聞こえる。

 なお新華社はこうした怒りの声を報道しているが、人民日報では当該部分だけが削られている。(編集担当:菅原大輔)


サーチナ・中国情報局) - 5月4日15時28分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060504-00000001-scn-cn&kz=cn

そういえば、超級女声、本年度の予選が始まっていて、長沙地区の予選はオン・エアされている。