『中国回教史』

中国では雷鋒に学ぶ日になっている日曜(5日)、日が暮れてから散歩に出て、仏蘭西租界の建築を愉しむ。その途中、以前にも言及したことがある*1自遊人*2という本屋に寄って、傅統先『中国回教史』(寧夏人民出版社、2000)を買う。そもそも1940年に刊行されたもの。著者の短いバイオグラフィを附す。傅統先は1910年に湖南省常徳に生まれ、1985年に逝去した。現代中国を代表するイスラーム学者であるという。勿論、自身もムスリム


自序
第一章 回教與穆罕黙徳
第二章 回教之伝入中国
第三章 宋代之回教
第四章 元代回教之鼎盛
第五章 明代之回教
第六章 清代之回教
第七章 中華民国之回教
附録  傅統先簡歴(張志誠)
編選後記  
中国に於けるイスラーム史についての中国語の概説書を入手するのは初めて。寧夏人民出版社はほかにも中国に於けるイスラーム、また回族についての面白そうな文献を刊行しているようだ。
ところで、「自遊人」に「微笑図書室」*3という団体のパンフレットがあった。貧困地区の学校に本を寄贈する運動を行っている民間団体。