饅頭殺人事件

 陳凱歌監督の『無極』が実は〈饅頭〉を巡る映画だったというのは既に書いたが*1、伯林映画祭に真田広之や張東健らとともに参加している陳凱歌監督がネット上にアップされているショート・ムーヴィ『一個饅頭引發的血案』に激怒、その制作者である胡弋氏を既に告訴(中国語では「起訴」)したという*2。『東方早報』の記事に載っている上海の弁護士である張移氏のコメントによれば、著作権侵害は成り立つ。陳乃蔚・上海交通大学法律系主任によれば、成立しない。
 『一個饅頭引發的血案』がどういう内容なのかはわからないが、『東方早報』には、アインシュタインみたいな髭のおじさんが黒板に「無極=無聊×2」と書いているシーンが掲載されている。字幕には「当一個物体的速度達到光速時」と。

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060125/1138164201

*2:李雲霊、劉嘉〓 「一個“饅頭血案”引發的官司」『東方早報』2006年2月13日。