初五

 爆竹&花火は年が明けると、散発的になる。勿論、こちらの耳が慣れてしまい、時々耳にする爆発音を聴いても、そんなものかという感じになる。
 しかし、数日経って、大晦日はまだ静かっだったなと改めて思った。「初五」、つまり5日目、グレゴリオ暦でいえば2月2日である。


昨日は大晦日に負けないぐらいの爆竹さわぎ。そうです。今日は大年初五です。商売をしている人なら「仕事はじめ」とでも言う日で、今日から店を開けるところが多いはずです。

 中国には財をもたらす神様が非常にたくさんあります。招宝、納珍、招財、利市、超公元帥などこれらの神様がぞくぞくと下界にやってきます。そしてこれらの神様を迎えるために、爆竹を盛大に鳴らします。

 商売人の多い上海では、特に大切なのがこの初五なのです。
山之内淳「いよいよ大年初五、財神のご来臨・・・・」http://www.explore.ne.jp/blog/shanghai/index.php?article=90&clyear=2006&clmonth=2

ということだ。また、山之内さん*1曰く、

爆竹の数も初一と比べ物にならないぐらいたくさん鳴り響きます。商業都市である上海とも関係があるとも思われますが、ここでは他の古いしきたりはなくなっても年初五の爆竹は無くならないといわれています。まさに「恭喜発財」です。中国には財をもたらす神様が非常にたくさんあります。招宝、納珍、招財、利市、超公元帥などこれらの神様がぞくぞくと下界にやってきます。そしてこれらの神様を迎えるために、爆竹を盛大に鳴らします。とくに商売をやっている人にとっては非常に大切な習慣のようで、初五を境に仕事を始める商店も出てくるというわけです。
事の次第は大晦日と同様であるが、その規模は大晦日よりもさらにパワー・アップしている感じだ。さらに、大晦日は大体12時前後がピークで、1時を過ぎればほぼ静まっていたが、今度は早朝の4時頃まで続く。
 私は爆竹&花火の破裂する音をBGMにして、風呂に浸かっていたのだが、惨事(orz)が起きたのはそれから。風呂から上がって、風呂の水を排水したら、パイプが詰まっているのか、水が逆流して、バス・ルーム(衛生間)は水浸し。さらに、水はダイニングの部分に達し、寝室にも届かんとする感じ。というわけで、夜の夜中に、爆竹の音を聴きながら、水を掻き出したり、床をモップで撫でたり、雑巾掛けをしたりということになった。一段落しても、まだ爆竹は鳴り止まず。
 さて、山之内さん*2は書いている;

実は年初5までは毎日非常に細かいしきたりがあります。例えば初一からのごみは初五までは捨てるな、なんていうのもその一つです。ごみを貯めるという行為も蓄財にあたるようで、もし捨ててしまうと財が貯まらないというそうです。しかし初五になると、これらの「財」が本当にごみになってしまうので、そのときに捨ててしまうとか。
実はこのタブーは破ってしまった。それも迷信打破主義者だということではなく、たんに知らなかっただけ。
 初五は、知り合いを食事にお呼びするので、朝からその準備。