天皇を巡って

 承前*1

 平沼赳夫発言を巡ってのopemu氏のコメントなり;


つまり、男性であるならば、海外で青い目の恋人と問題が起きたとしても(こういったことを想定すること自体が不謹慎だけど)、色々と裏工作をして手切れにすれば、国民にはその事実を知られることなく、結婚までには至らずに隠蔽することが出来る。

しかし、女性であるならば、青い目の恋人と何か問題が起きた場合、それ(妊娠)は本人の身に降りかかってくる出来事なので、国民に隠す裏工作が出来ず、結婚して子供を生まざるを得ない。そこが違うのではないかと妻は言うのだった。
(「平沼氏のコペルニクス的馬鹿者発言」http://d.hatena.ne.jp/opemu/20060203/1138970409 )

また、

僕は平沼氏の擁護のためにも、「彼のこの発言は頭が悪いからではなく、妊娠した女性に対して、お金とかを積んだりすれば何とかなる、手切れにできるという価値観を持っている人だからという可能性もある」と指摘したい。全然擁護になっていなければ申し訳ないけど。
 ところで、opemu氏の「左翼陰謀論の極北」*2が紹介している、渡部昇一中川八洋の対談*3。この2人の名前からして、そのトンデモ振りはほぼ当必然的に推論できるものの、最近の「女系天皇」云々は「日本共産党」による30年かけた「深謀遠慮」の帰結であると。http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-247.htmlの要約に曰く、

天皇制転覆を狙う彼らのこの結論は、有識者会議が議論してまとめたものではない。皇統断絶による天皇制自然消滅のシナリオは、共産党が1970年初頭から、30年かけて準備し、狡智に構成してきたものである。

■1927年、1932年のコミンテルン・テーゼ以来共産主義者によって唱えられてきた天皇制廃止は、1950年代末までは「天皇退位→裁判→絞首刑」というものであった。

■彼らは1970年代以降、皇族ゼロ/即位希望の皇位継承者ゼロにする戦術に転換した。日共は、女性天皇を立てることで皇統を断絶し、自然に天皇制を廃止できると確信したようである。

■この天皇制度自然消滅の革命シナリオは、1993年の皇太子殿下ご成婚の頃から具体化されたようだ。小和田家の家系からして、内親王の誕生しか期待できないと踏んだ。

■そして妃殿下ご懐妊報道のあった2001年4月に、内閣法制局が前面に出て、女性・女系天皇制度導入という革命の決行が本格化した。

皇室典範の改悪は内閣提出法案でしかできないため、改悪を起草するのは、内閣府ではなく、内閣法制局にならざるを得ない。共産党はここに目をつけ、内閣法制局共産党系法律事務官に命じた。

opemu氏はこれに対して、

彼らの意見や認識に対して、特にコメントする気も起こらないけど、日本共産党が30年もかけて天皇制を廃止するような狡知や深謀遠慮を持っている様な党だったら、今日の様な議席1ケタ台の体たらくはなかっただろうし、とっくの前にプロレタリア革命を成功させることが出来ていた様に思う。
とコメントしたり。
 

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060205/1139111281

*2:http://d.hatena.ne.jp/opemu/20060205/1139126710

*3:opemu氏が紹介しているのは、http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-247.htmlに掲載された紹介なので、こちらとしては曾孫引きということになる。ところで、http://prideofjapan.blog10.fc2.com/も凄いBLOGではある。