徐小国その他

 1月10日、久しぶりに泰康路(瑞金二路の東、思南路の西、徐家匯路(嘉家浜路)の北)
に行く。5月に来たときよりも、ショップが多くなっているような気がする。特にジュエリー系。また、「Hari Rabu(東南亜生活館)」というヴェトナム、泰国、インドネシアの雑貨を扱う店がオープンしていた。Asian Zakka、zakkaというのは既に英語になっているのか。

 爾冬強藝術中心(Deke Erh Art Center)*1で、徐小国という画家の絵を観る。徐氏は1977年西安生まれ。徐氏の油絵の特徴はそのマクロ(遠景)とミクロ、その両極端の視点にあると思った。前者は例えば「上海のツェッペリン号(斉伯林飛艇在上海)」(2005)のように、何か〈宿命的な災難〉を暗示している。また、ミクロな視点においては、グロテスクなほどのエロティシズムを醸し出している。徐氏は、自らが1977年生まれで、70年代、80年代、90年代それぞれの「記憶」の断片が反映していることを語っている。レヴューとしては、


 WANG Jie
“Memories of former times”
http://www.shanghaidaily.com/art/2006/01/06/234421/Memories_of_former_times.htm


あり。


 瑞金二路に出て、某小籠包屋に入る。ヘッド・フォンで音楽を聴き・リズムを取りつつ、麺を啜る青年あり。妻は、House of blues & jazz*2にてドラムを叩いていたアキラ・ナカムラさんではないかといったが、私は確信を持てなかった。